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コラム

2025.10.09

電気設備・積算とは?電気設備・積算業務の建築工事における位置付け

 

当社の主たる業務である電気設備の積算業務。
建築業界に携わる人であれば、どういった仕事を指すのか分かりますが、業界未経験の人は電気設備が具体的にどういうものなのか、積算業務はどういう作業を行うのかが分からないという方が多いでしょう。
事実、私も業界に携わるまで積算業務がどういった仕事なのかを全く知りませんでした。

ここでは、建築工事における電気設備と積算業務、それぞれの位置付けを順に説明していきます。

建築工事の流れ

建物を建てるためにはまず建物全体の構想を立案する「基本計画」というものを行い、方向性が定まったらそれらを図面化するための「基本設計」をします。
この基本設計により出来上がった図面から工事費を算出するための「概算積算」を行い、大まかな金額を把握することで、予算等との摺り合わせを行います。
改めて方針が固まったら、「実施設計」を行い、この図面から「精積算」をして詳細な予算書を作成します。

各設計業務の役割

前述の「設計」業務には大きく分けて3つの種類があります。

意匠設計

建物のデザインなど見た目に関する設計。
人間で例えると顔や服装などの外見などを指します。

構造設計

建物が安全性を確保できるように骨組みを設計。
人間では骨格や筋肉を指します。

設備設計

照明などの『電気設備』や、空調や水道管などの「機械設備」の設計。
人間で言う血管や内蔵の部分です。

このように各業務の役割が有り、上から順番にその方針が決まっていきます。

電気設備の内容

電気設備が建築工事の中でどのような位置付けなのかはおおよそ分かったかと思います。
ここではその電気設備にはどのようなものがあるのか少し深掘りします。

電気設備には、代表的なもので下記のような設備があります。
・照明器具や非常照明、誘導灯、コンセント、またそれらの配管配線を含む強電設備
・電話やLAN、スピーカー、自動火災報知といった通信機器と配管配線の弱電設備
その他、屋外の外灯、電力会社から電気を引き込むための電力引込設備等があります。

積算業務の内容

前述の建築工事の流れの中で「概算積算」「精積算」にて既に積算というワードが出てきました。そこから分かるように、積算は設計図を基に行うもの=設計が完了した後に行う業務です。

積算業務には下記のような業務内容があります。
・機器の個数や配管配線の長さ等の数量拾い出し
・各設備項目や棟ごとでの集計
・内訳書の作成(単価の作成を含む)

つまり積算業務は、工事の予算書作成やその根拠となる数量の拾い出しを行う業務であることが分かります。

今回のまとめ

今回は建築工事における電気設備や積算業務の位置付けについて紹介しました。
建築工事において、電気設備がどのような役割を担っていて、全体の工事の流れの中でどこに位置するのかが分かったかと思います。
また、電気設備はなんとなく知っているという方も、建築工事に他にどのようなものがあるのかも少しは分かったのではないでしょうか。

より詳細な電気設備の設備項目が知りたい方は、下記の国土交通省のページ内の(設備工事編)でご確認いただけます。
公共建築工事内訳標準書式

建築工事における設備設計の位置付け、設計業務完了後の積算業務着手という手順から
分かるように、電気設備の積算業務は全体の工期の中でも最後にやってきます。その性質上、期間が短い中で対応する必要があることも少なくありません。
だからこそ、期間内に納品することで感謝をいただいたりすることのできる業務です。

この業界や職種に少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひ当社の採用情報を確認してみてください。

会社説明会も定期的に行っております。
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著者情報 AUTHOR


 
大学を中退し19歳から社会人に。IT商材、不動産営業の経験を経て電気設備業界へ。元々電気設備業界である父親の縁があり、プランテクノに入社。積算業務の経験を積み、積算1課長に。現在は横浜市に拠点を置き、新規客先への営業も担当。
好きなことは「効率化」、好きな電設資材は「小さなプルボックス」。

 

 

 

 

 

 

 取得資格

- 第一種電気工事士    R4年12月取得

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