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2026.02.24

電気設備積算でよく使う用語まとめ(初心者向)

電気設備の積算は、図面からその工事で必要となる資材及び労務費を拾い出し、単価を当てはめ、工事費を算出する仕事です。

最初に躓きやすいのが専門用語。

この記事では初心者が押さえておきたい基本的な用語をわかりやすくご紹介します。

 

積算(せきさん)

工事に必要な資材、労務を洗い出し、工事金額を算出することです。

作業の流れとしては以下のようになります。

図面確認 → 数量拾い出し → メーカー見積徴収 → 工事内訳作成(見積書)

 

数量拾い出し(すうりょうひろいだし)

図面から資材、労務の数量を算出することです。
拾い出しは工事金額を算出するにあたりベースとなる部分ですので、この精度が悪いと最終の工事金額に大きな差が出てしまいます。

 

内訳書(うちわけしょ)

拾い出した数量と単価を掛け合わせてまとめた見積書のことを内訳書と呼びます。
また、公共工事では内訳書のことを設計書と呼ぶ場合もあります。

 

複合単価、材工別(ふくごうたんか、ざいこうべつ)

内訳書で扱う単価の方式を表すのが「複合単価」と「材工別」です。

複合単価:
材料費と労務費を合算した単価。公共工事では複合単価が採用されます。

材工別
:複合単価とは逆に、材料と労務費を別で計上する方式です。

参考記事:積算はじめの一歩!材工別と複合単価

 

市場単価(しじょうたんか)

実際の市場取引を調査し設定された単価のこと。

R7年時点の電気設備市場単価は以下の通りです。

・EM-IE電線
・EM-EEFケーブル
・電線管(ねじ無し、薄鋼、厚鋼、VE、PF-S)
・2種金属線ぴ及び付属品
・ケーブルラック(ZM、ZA、AL)
・プルボックス
・位置ボックス各種
・防火区画貫通処理
・接地工事
・電動機その他接続材

 

歩掛(ぶがかり)

資材の単位当たりに必要な作業量を数値化したものです。

例:コンセント2P15AE付 歩掛0.067人工/個
10個取付ける場合は、0.067×10 = 0.67人工

 

共通費(きょうつうひ)

共通費とは建設工事を円滑に進めるために必要な間接的な費用のことです。
「共通仮設費」「現場管理費」「一般管理費」の3つで構成されています。

共通仮設費:
仮設事務所、安全対策、水道光熱費、屋外整理清掃など

現場管理費:
現場代理人、監督、事務員等の人件費、安全訓練や研修などの安全管理費、その他経費

一般管理費:
現場の費用ではなく、企業経営を維持するための費用が該当します。
企業、間接部門の人件費、会社の地代家賃、減価償却、税金、その他雑費

 

代価表(だいかひょう)

内訳書の中の単価がどのように構成され、計算されているかを細かく記したものです。
単価の根拠を明らかにし、積算の精度と信頼度を高めます。

 

別紙明細(べっしめいさい)

内訳書の内容を補完するため、別途作成された明細です。
内訳書の細目では「1式」で表記し、別紙明細でその明細を記載します。
別紙明細を作成するとその項目ごとで金額が把握できるというメリットがあります。
その反面、作りすぎると内訳の階層が増え、内訳書の枚数も多くなり複雑となります。

 

RIBC(リビック)

一般財団法人 建築コスト研究所より提供されている、公共工事で採用される積算システムです。
システムは「標準単価作成システム」「内訳書作成システム」の二つに分かれています。

標準単価作成システム:
内訳書作成システムで使用する標準単価を作成するソフトです。
その為、使用するのは基本的に発注者側となります。

内訳書作成システム:
作成された標準単価データ等を基に内訳書を作成します。
別紙明細書、代価表の作成や見積単価比較も可能です。
また、共通費の基準等に対応した各種経費計算にも対応しています。

参考記事:RIBCとは?-公共積算を支える影の主役を解説

 

白本(しろほん)

公共建築工事にて採用される歩掛が掲載されている書籍です。
正式名称は「公共建築工事積算基準」。本が白いので白本と呼ばれています。
公共建築の設備工事で内訳書を作成する際は、まず間違いなく採用される基準書です。

 

まとめ

今回は電気設備積算でよく使う用語を初心者でもわかるようまとめてみました。

まずは用語と積算業務の一連の流れを知ることが必要です。
用語の理解は積算のはじめの一歩です。用語を知れば、その仕組みや流れも理解できるようになるでしょう。
ぜひ、積算の世界を知り、足を踏み入れてみてください。
その先は沼かもしれませんが(笑)

 

著者情報 AUTHOR


 
大学中退、就職した施工管理会社の倒産、仲間との起業、そして過重労働からの脱出など、あらゆる難局を越えてついにたどり着いた自分たちの理想の会社。経営者として分からない事ばかりだが、日々試行錯誤し、より良い会社にすべく奮闘中。
電気施工管理8年・設備設計事務所9年を経て、現在に至る。

 取得資格

- 第三種電気主任技術者   H11年12月取得
- 第一種電気工事士     H12年1月取得

- 2級管工事施工管理技士    H13年2月取得
- 建築設備士        H22年6月取得

- エネルギー管理士     H23年11月取得

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