Work 設備設計・積算の仕事内容


建築における「設備設計」の立ち位置
建物を建てるとき、まずは建物をどのように建てるか計画立てする「建築設計」を行う必要があります。
建築設計は、意匠設計・構造設計・設備設計に分けられ、それぞれの工程で建物の仕様を細かく決めていきます。
その中でも、設備設計は快適性を向上するために重要な役割を担っています。
建築設計の種類
意匠設計
建物のコンセプトや
デザインを考案する。
設備設計
利用者が建物を快適に
利用するために必要な設備を
検討したり、配置を決定する。
構造設計
意匠設計をもとに建物の
強度や安全性などを検証し、
施工方法を決定する。
設備設計の種類
程よい明るさや温度で管理された建物が当たり前になった現代において、電気設備や空調設備、給排水設備、防災設備などを普段意識することはありませんが、利用者が快適に利用するために「設備設計」の工程で様々な試行錯誤がなされています。設備は、電気設備・機械設備の二つに分けられ、それぞれの工程で使い勝手や維持管理などを考慮して設備を選定し、配置を検討します。


電気設備設計
受変電、幹線、動力、
電灯、コンセントといった強電や弱電などの仕様や配置を計画する。


機械設備設計
空調換気や給排水、
ガス、消火設備などの
仕様や配置を検討する。


建築設備技術者とは
建築設備技術者とは、設備が正常に機能するよう配置などを計画する「設計」や、設備設置に必要な材料や費用を算出する「積算」に携わる専門家のことを指します。
設備は、前述のとおり電気設備と機械設備に分かれ、それぞれの分野で深い専門知識が求められるため、多くの場合は電気設備と機械設備のどちらかを専任で担当します。
設計
設備の配置などを検討して
図面を作成する。
積算
図面から設備の施工に必要な
材料や費用を算出する。


電気設備の設計
クライアントのニーズを汲み取り、受変電、幹線、動力、電灯、コンセントといった弱電や強電など、電気関連の設備の配置や配線などを設計します。
電気設備の設計士は、快適性を考慮して配置することはもちろん、各電気設備を使用した場合の電力の負荷を想定し、それに耐える分電盤や受変電設備、停電など非常時の対応も考慮する必要があります。また、昨今では省エネや自動制御など多種多様なニーズに応える必要がありますが、その分市場価値の高い仕事と言えます。


機械設備の設計
クライアントのニーズを汲み取り、空気や水回りの機械設備に関する提案や配置設計を行います。機械設備の設計士は、建物の規模や種類に応じて空気の流れや負荷を考慮して空調設備の配置を設計したり、衛生的な水回りを保つためのメンテナンス性にも配慮しながら給排水設備に関する設計を行う必要があります。また、昨今ではエネルギー消費や環境、防災など多種多様なニーズに応える必要がありますが、その分市場価値の高い仕事と言えます。


電気設備・機械設備の積算
図面から電気資材・機械資材の数や長さなどを拾い出し、施工に必要な材料や人件費などの費用を算出します。
地道にコツコツと積み上げていく仕事ではありますが、「概算見積りを早く算出してほしい」「施工前に正確な費用を算出してほしい」など、クライアントのニーズに応じた対応力も求められます。


プランテクノで携わることができる案件
公共工事と民間工事の両方に幅広く携わるため、様々な設備の設計・積算経験を積むことができます。また、中〜大規模な建物の新築のご依頼が多いため、新しい設備の知見を増やし、難しいケースにも対応できる専門性を身に付けることができます。
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