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コラム

2026.02.08

電気設備で拾い漏れが起きやすい項目10選

電気設備の積算において、
「図示されているのに拾っていない」
「図示されてはいないが拾い出すべきものが拾っていない」

そんな拾い漏れは誰にでも起こり得ます。

特に電気設備は項目が多いため、確認の負担が大きく見落とされやすいのではないでしょうか。
今回はそんな電気設備の実務でよくある「拾い漏れが起きやすい項目10選」をご紹介します。

ケーブルラック付属品、支持材

ケーブルラックは付属品の多い資材です。その為、しばしば拾い漏れが発生します。
代表的なケーブルラックの付属品は以下の通りです。

・L型、T型、X型分岐
・垂直ベンド、水平ベンド
・セパレーター
・エンドキャップ
・口径違い金具
・ラックカバー
・化粧ネット(ネトロン)
・止水プレート、フードボックス

など、様々な種類があります。

また、支持材についても耐震支持を必要に応じて拾い出さなければならないのですが、
しばしば見落とされます。

 

可とう電線管

可とう電線管は電動機等の接続箇所(電動機等接続材)やエキスパンション部の保護管として使われます。これらはよく出てくる資材なので問題はあまりありません。
しかし、よく拾い漏れるのが屋外壁掛盤の接続部です。屋外壁掛盤の場合、入線は下からになりその際、可とう電線管が使用されます。実際の施工方法を意識しないと見落としてしまうので注意が必要です。

 

ボックス類

ボックス類は図示されているものだけではなく、図示されていなくても必要に応じ拾い出さなければなりません。
特に、配管の曲がり部、距離の長い配管の中間点、壁貫通部など図示されていないと拾い落としてしまうことがよくあります。本来、図示されているべきものではありますが、最近の図面には描かれていないことが多いと思います。

 

配管床支持用ブロック、架台

屋上の露出配管やケーブルラックはコンクリートブロック及び架台にて支持し、敷設します。
屋内の支持材、天吊り等は率で計上することが多いので通常拾い出しませんが、コンクリートブロックや架台は別途計上します。
その為、拾い落とされることが多くあります。

 

ボンディング

ボンディングは公共積算の場合に拾い出ことが多いですが、図示はされません。
盤及びボックスの接続部にボンディングを見込みますが、作業の最後に拾い出します。その為、どうしても拾い落としやすくなります。
また、配管が盤に接続されている場合は問題ありませんが、配管が離れている場合はボンディングのための接地線が必要です。しかし、実際には接地線が図示されていない場合が多くあります。そうした不備もあり、見落とされがちです。

 

端末処理、直線接続材、分岐材

高圧は必ず端末処理、直線接続材を拾い出します。低圧の場合は端末処理、直線接続材、分岐材を拾い出します。低圧の端末は端末処理材を使用しない場合が多いですが、端末処理の手間として箇所数を見込みます。

 

光ケーブル成端、伝送損失測定

光ケーブルは材料、布設手間とは別に「成端処理」と「伝送損失測定」が必要です。成端処理は末端毎に、伝送損失測定は区間毎に見込みます。特に、伝送損失測定は拾い落としやすいので注意が必要です。

 

クリーンルーム用防塵パッキン及びシール処理

クリーンルームにおいて、ボックス用の防塵パッキンや機器、器具のシール処理を見込む必要があります。クリーンエリアの区分とシール処理の方法を確認し、適宜拾い出します。
細かい資材ではありますが、案外コストと手間がかかりますので注意が必要です。

 

防火区画貫通処理

防火区画は電気図面に記載されていないことが多いため、見落とされやすい項目です。
意匠図の防火区画を確認し、電気図面に落とし込みますがとても手間がかかります。
特に拾い漏れるのが、床貫通部の防火区画貫通処理です。ケーブルラックの床貫通は系統図に図示がありますが、配管の貫通は図示が無いことが多いため拾い落としがよく発生します。

 

斫り、コア抜き

既設改修工事において、壁の貫通箇所は斫り・コア抜きが必要です。図示されていれば問題ありませんが、これも図示されないことが多く、見落とされがちです。
また、コア抜き前にはレントゲン探査などによる調査も必要です。

 

まとめ

電気設備の拾い漏れは、慣れや思い込みから起こることがほとんどです。
その為、「なぜこの資材は拾い落ちしやすいのか」ということを考え、常に意識することが精度の高い積算への近道です。

・拾い出し項目のチェックリスト化
・第三者による積算で思い込みを排除
・設計段階での積算目線(参考「積算しやすい電気設備図とは」

なども、積算の精度を高める方法です。

第三者による積算をお考えの際は、ぜひ弊社にお問い合わせください。
▶お問い合わせはこちら

 

著者情報 AUTHOR


 
大学中退、就職した施工管理会社の倒産、仲間との起業、そして過重労働からの脱出など、あらゆる難局を越えてついにたどり着いた自分たちの理想の会社。経営者として分からない事ばかりだが、日々試行錯誤し、より良い会社にすべく奮闘中。
電気施工管理8年・設備設計事務所9年を経て、現在に至る。

 取得資格

- 第三種電気主任技術者   H11年12月取得
- 第一種電気工事士     H12年1月取得

- 2級管工事施工管理技士    H13年2月取得
- 建築設備士        H22年6月取得

- エネルギー管理士     H23年11月取得

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