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コラム

2025.10.11

設備積算に資格は必要?その必要性と資格取得支援のあり方

世の中には建築系、設備系の資格だけでも様々なものがあります。建築設計であれば1級・2級建築士、電気・機械設備設計であれば必須ではないですが建築設備士などの資格があります。

では、設備積算ではどうでしょう?実際、設備積算の資格というものはありません。
しかし、資格が無くて良いというわけでもありません。

設備積算での資格取得の考え方と、当社の考える資格取得支援についてご紹介しますので、これから設備積算をやってみようという方、設備積算に従事していて先のキャリアを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

設備積算に資格は必要?

はっきり言います。設備積算に資格は不要です。
しかし、これは無資格での積算が法令に違反しないという意味です。
実際のところ、業務を進めていく上で資格を持っていた方が、圧倒的に有利です。
なぜなら、客先からの信用度が全く異なるからです。

また、公共の入札案件では、担当技術者が資格を持っていると評価点が上がり、好条件で落札できる可能性が高まります。そのため、設備積算でも出来るだけ資格取得が必要です。

 

設備系の資格一覧とおすすめの資格

1)設備系の資格一覧(電気・機械)
「電気」の資格としては、主要なものとして以下があります。

・設備設計1級建築士
・建築設備士
・電気主任技術者(1~3種)
・エネルギー管理士
・電気施工管理技士(1・2級)
・電気工事士(1・2級)
・電気通信工事担任者
・電気通信主任技術者
・消防設備士
・計装士

など

「機械」の資格としては、主要なものとして以下があります。

・設備士(空調衛生工学会)
・建築設備士
・管工事施工管理技士(1・2級)
・エネルギー管理士
・消防設備士
・ボイラー技士

など

2)設備積算におすすめの資格

・建築設備士  :電気・機械ともに知識を得られ評価も高い。

・電気工事士  :電気工事の実務に近い知識が得られ積算に応用しやすい。

・電気主任技術者:電気設備の技術や仕組み、理論的なことまで幅広く知識を得られる。

・設備士    :空調衛生の実務に近い専門的な知識を得られ評価も高い。
(空調衛生工学会)

 

資格取得で何が得られるのか

資格取得で客先からの信用が増すとお伝えしました。では、自分自身としては何を得られるのでしょうか?

まず、資格試験の合否はさておき、受験勉強の過程で得られた知識によって積算業務の理解が驚くほど進む、ということが挙げられます。また、資格を取得することで、自分に自信がつきます。そして、その自信によって新たなチャレンジへの意欲がわいてきます。結果、自分自身が好循環へと入ることができ、会社からの評価も上がります。

あと、これは副次的ではありますが、資格手当がある会社は多いため、収入アップにもつながります。

 

当社の資格取得支援について

もちろん当社としては、みんなに資格を取得して欲しいと考えています。

会社の収益が上がり、みんなが自信を持って前向きに働くことが出来るようになり、そしてみんなの給料が上がるからです。

ただ、会社から「資格を取れ!」とうるさくいっても意味がありません。

資格を取るという行為は、会社の為ではありますが、自分自身の為でもあります。したがって、自分自身が自発的に資格を取りたい、という気持ちにならない限り、会社としてサポートすることは出来ません。求めない者に与えても無駄になるだけだからです。

しかし、当社として、求めるものにはしっかりサポートします。

資格取得に必要な書籍、工具、資材、セミナーの受講など、必要に応じて会社で準備しています。社内で勉強会を実施することもあります。

また、当社も資格手当を賃金規定に盛り込んでいますので、資格取得の動機付けにつながっていると思います。

 

今回のまとめ

今回は、設備積算における資格取得の必要性と、当社の資格取得支援の考え方についてご紹介しました。資格を持つことで、得をすることはあっても損はしないと思います。

私自身も、20代から30代前半で主要な資格を取ったことで、色々なプロジェクトに携わることができ、急速に成長できたと実感しています。

資格を取得すると自信がつきます。

しかし、資格を取得することがゴールではなく、そこが新たなスタートとして、学び続ける姿勢が重要です。明るく楽しい未来はその先にあると信じて頑張りましょう。

 

最後に、設備積算に従事する方々が資格を取得し、技術レベルを向上させ、業界全体としての認知と地位が向上することを願っています。また、当社もそれに貢献できるよう力を尽くしていきたいと思います。

 

著者情報 AUTHOR


 
大学中退、就職した施工管理会社の倒産、仲間との起業、そして過重労働からの脱出など、あらゆる難局を越えてついにたどり着いた自分たちの理想の会社。経営者として分からない事ばかりだが、日々試行錯誤し、より良い会社にすべく奮闘中。
電気施工管理8年・設備設計事務所9年を経て、現在に至る。

 取得資格

- 第一種電気工事士    H12年1月取得
- 第三種電気主任技術者  H11年12月取得    

- 建築設備士       H22年6月取得
-エネルギー管理士     H23年11月取得    

- 2級管工事施工管理技士   H13年2月取得    

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