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コラム
2025.10.05
積算外注を積極的に活用すべき5つの理由
積算外注を活用されていますか?多くの会社は積算を内製で、もしくはその会社のOBに委託していることがほとんどだと思います。しかし、人材不足が深刻化している今、本当にそのままで大丈夫でしょうか?積算は時間と労力のかかる業務です。その負担を軽減すべく、積極的に積算外注を活用すべき5つの理由をご紹介します。
積算の内製化は割高です
積算外注は外注費がもったいない、稟議が通らないといった理由で内製化している会社は多いと思います。実際に外注費は割高なのでしょうか?そんなことはありません。
内製化の場合、本来売り上げを上げられたはずの社内の人材を積算に割り当てる必要があります。そのため 内製化コスト = 人材コスト + 売上げ減分 ということになります。そもそも、積算外注費と内製化の人材コストにそれほど差はありませんので単純に売上げ減分が損失となります。
また、売上げ減とならないよう過重労働を強いれば人材の離脱にもつながり、結果重いコストを支払うことになってしまいます。
積算人材の確保が困難な時代に?
建設業全体が人材不足に悩まされる中、積算人材の確保は困難を極めます。なぜなら、優先されるべきは施工管理技術者であり、積算人材は二の次だからです。しかし、積算人材は必要不可欠です。それに一朝一夕で育つものでもありません。
また、今まで積算を担ってきた諸先輩方が次々と退職する時代になってきています。
そうした中で、積算人材を確保するには積算外注を活用するのも有効な手段です。
積算外注で大型案件や短納期に対応可能
大型案件や短納期案件が来たときに、内製で対応するのは非常に困難です。しかし、内製で対応できないといって断ってしまっては大きな機会損失となります。
そんな時には技術者を多く抱える積算外注を活用し見積対応することをお勧めします。
間違っても社内に号令をかけてみんなで夜な夜な積算するといったことはやめましょう。
貴重な人材の離脱するリスクが増大するだけです。
積算外注と社内のダブルチェックによる精度の向上
積算外注に委託した場合、当然のことですが積算外注にて図面内容や成果品のチェックを行います。そこから成果品を受領し、再度チェックを行うことでより精度の高い積算となります。また、図面内容の質疑などのやり取りを経て問題点をクリアにし、全体的な質を高めることが可能です。
積算外注の知見を活かす
積算外注の会社は、日々数多くの積算案件をこなしています。そのため、様々な案件で得た知見が蓄積されています。積算する上でよく問題になる箇所、不整合が発生しやすい記述、見解の相違が発生しやすい表現など、多くの知見を蓄積している積算会社だからこそ気付ける部分があります。
社内と積算外注、双方の知見を活かすことで、より質の高い積算が実現できることでしょう。
今回のまとめ
今回は、積算外注を積極的に活用すべき理由をご紹介しました。
売上げ・コストの財務面、人材不足、機会損失、品質管理の各方面から見ても積算外注を活用した方が良いとご理解いただけたかと思います。
積算は裏方で地味な職種かもしれません。しかし、言い換えれば「縁の下の力持ち」。
売上げ・利益に直結するとても重要な仕事です。
そして、積算外注を使って質を向上することは、会社として競争力を高めることにつながります。
ぜひ、積算外注を積極的に活用することをご検討ください。
また、その際は当社も検討リストに入れていただけますと幸いです(笑)
著者情報 AUTHOR
大学中退、就職した施工管理会社の倒産、仲間との起業、そして過重労働からの脱出など、あらゆる難局を越えてついにたどり着いた自分たちの理想の会社。経営者として分からない事ばかりだが、日々試行錯誤し、より良い会社にすべく奮闘中。
電気施工管理8年・設備設計事務所9年を経て、現在に至る。取得資格
- 第一種電気工事士 H12年1月取得
- 第三種電気主任技術者 H11年12月取得
- 建築設備士 H22年6月取得
-エネルギー管理士 H23年11月取得
- 2級管工事施工管理技士 H13年2月取得
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